『recital OURS』上演レポート:人生の共演が紡がれた特別な舞台

2025年、スタジオメンバーと外部から集まったゲストダンサー、そしてカンパニーメンバーたちが創り上げた『recital OURS』。

2回目となるこの公演は、3ヶ月に渡る準備を経て、各々が自分の目標に向かって歩んできた。2023年にも出演したダンサーは、「前回を超える舞台を」という思いを胸に、初めて参加するダンサーたちも一つひとつのリハーサルに真摯に取り組んだ。

観客席には出演者の友人や舞台関係者などが集まり、その期待の中、開演ブザーが鳴り響いた。


オープニングは、東京舞座ダンサーによるクラスデモンストレーションで幕を開ける。開場時からすでに舞台上には、リハーサルウエアを着たダンサーたちがウォームアップを始めている。彼らの動き一つ一つが、まるで舞台が創られていく過程そのものを物語っているかのよう。観客たちはそんな「いつもの」ダンサーたちの姿を目にし、これから始まるパフォーマンスの背後にある努力や情熱を感じ取っていった。


何よりも印象的だったのは、ダンサーたちの表現力。単なる技術の競演ではなく、全身を使って語りかける姿が、観る者の胸を打った。ダンスという表現の中で、力強く、時には繊細に、それぞれの物語を語り尽くした。
観客はダンサーたちの人生そのものを肌で感じ、心の奥底にまで響くものを得た。



緊張と興奮が入り混じる中、舞台が終わると、あたたかい拍手が会場を包み込んだ。この拍手は、出演者一人一人の情熱や努力を感じ取った観客たちからの、心からの賛辞だった。

アートとともに生きる喜びを共有する特別な瞬間は、観客の心にも強く届き、深く印象に残る時間となった。

写真:@comuramai