本格的な冬を迎えようとしている11月、東京舞座のリハーサル現場に足を踏み入れると、そこには寒さを忘れさせるエネルギーが満ち溢れていた。
2月に公開を控える東京舞座の新作『Joli』。タイムレスな美しさと現代的なポップさが見事に融合したこの作品は、カンパニーの総ダンサーが出演し、音楽とダンスが織りなす鮮やかな情景の移り変わりを楽しませてくれる。
注目すべきは、フィリップ・グラスをはじめとする3つの異なる曲調の音楽。それぞれが持つ独特の世界観と、ダンサーたちの表現力が生み出すシーンは、一人ひとりを追っても、アンサンブルとして味わっても、それぞれに異なる魅力がある。
そして、フィナーレを飾る3曲目では、ダンサーたちがふとサングラスをかけ、クラシカルな流れから一転、空気が軽快に変わる。まるでパーティ会場に迷い込んだような、遊び心あふれるこのシーンは、東京舞座の真骨頂とも言える瞬間だ。
春を待つ蕾のように、柔らかさと力強さを兼ね備えたエネルギーを感じさせる『Joli』。ダンサーたちの生命力あふれるムーブメントと多彩な展開が、観る人に一足早く新しい季節の訪れを予感させるだろう。
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写真:@t.yoshida1967